DTPの勉強部屋 第36回勉強会 まとめ

DTPの勉強部屋の勉強会、いつもメモは取ってるけどまとめてはいなかったので書いてみました。

Session 1:文字組版をもうちょっと考える

スピーカー:丸山 邦朋 氏ものかの)※ 以下ものかのさん

なんでこういうふうに組むの?なんで日本語は全角なの?という文字と文字を並べることについてのお話です。
こういうふうに組むのですよ!的なテクニック論ではありません。

文字組版の役割は2つとして、言葉を表現する媒体としての役割と、均一な品質を提供する工業製品としての役割を提示されました。
この相反するものとどう折り合いをつけるのか。

工業製品としての日本語組版は、明治初期に日本語の活字印刷が成立したところからはじまります。
正方形の形に合わせた文字の形の変化、その正方形となった文字「活字」をぴったり並べることで、均一な品質の「工業製品としての印刷物」を作ることができるようになりました。

この文字を並べることは、DTP時代になるまでは、専門の職人が行っていました。

DTP時代になって、誰でも文字を並べることができるようになりました。
でも、アプリケーションの機能を使って、「ただなんとなく並べる」だけです。

どういったときに、どういうふうに文字を並べる、組むのがいいのかは、よくわからないまま、なんとなくそれなりに文字が並んでいるものが作られるようになります。

機械がうまいとこ全部やってくれる、という人もいます。
文字の見た目、文字の並びなんて文章がちゃんとしてればどうでもいいや、という人もいます。(読めればいいんだよ派)

しかし、文字組版の役割、言葉を扱うこと、工業製品としての品質、その両方を満たせるほどまだ機械は賢くなっていません。

工業製品としての文字組版

アプリケーションでできるのはただ命令(指定)に従って、「文字を並べるだけ」です。
指定の仕方によっては、1行ごとに文字間のアキがバラバラのものなど、工業製品としての品質を保ててないようなものも作れてしまいます。
この指定の仕方を全て規格化して、機械が全部完璧こなせるようにしよう、と考えたのがJIS規格の文字組版。
しかし、言葉の世界は深く広いので、全てを体系化することはできません。

言葉としての文字組版

文字は読み手が認識して初めて言葉としての機能を果たします。
人がいて、やっと何かを伝えることができるのです。

人が文字を見て、認識するときに、伝える内容に齟齬が出ないようにするために、文字を並べることに気を使うのが文字組版の役目です。

「文字組版は、それぞれの言葉に応じた適切なコンテキストを与えること」ということをおっしゃってました。

感想

文字の歴史、活字の並び方やデジタルフォントの構成などもっと盛りだくさんの内容だったのですが、うまくまとめきれなかったので省略しています。
人工知能が発達して、人の認識に近づいていったら、文字組版も人がいなくても自動化できるのかな、と未来のことを考えたりもしました。そうすると、人工知能が文章を書くことになるんだろうな、とも。人いらないんじゃ。

Session 2:クライアントから本当のニーズを引き出す4つの質問と、サービスとホスピタリティーの違いについて。

スピーカー:矢野 まさつぐ 氏株式会社レンズアソシエイツ 代表取締役/クリエイティブディレクター )

とてもかっちょいい制作事例の数々を画面に流しながらセッション開始です。

デザイン=サービス業、として世間一般では捉えられているけれど、ちょっと違うのではないかなというところから。

サービスとホスピタリティの違いについて

サービスは、提供側が何ができて何ができないかを決めています。
メニュー化することで、効率性を求めます。

ホスピタリティは、受け手が何をして欲しいかというので決まります。
受け手のの満足性を求めます。

受け手に合わせてその都度対応、なんて全ての事柄ではやってられません。
しかし、効率ばかりを追求してきたことで、受け手の満足をおろそかにしてきたのではないでしょうか。

デザインでは、サービス的なこともやりつつ、少しずつホスピタリティに重点を置くようにしていく必要があるのではないでしょうか。

ヒアリングのテクニック

受け手(お客さん)のことをよく知らないと、ホスピタリティが高いものを提供できません。

そこで、矢野さんがお客さんのヒアリングで使っている「クリエイティブブリーフ」というシートを紹介されました。

1枚のシートにお客さんに問いかける4つの質問項目(プラス1項目)が書かれています。
この4つの質問順にお客さんに問いかけていくそうです。

1. 現在の立ち位置

お客さんが周りの人にどう思われているか。
業界・地域・会社の中でどういうポジションにいるのか。
いろんな角度から教えてもらう。

2. あるべき立ち位置

目標となるゴール。
ターゲットにどう思ってもらい、どう行動してもらいたいか。
売り上げ10億にしたい・シェア率を伸ばしたい、という目先・仮の目標のその先に、何を目指しているのか。
表向きのゴールの先の、本当のゴールを話してもらう。ゆくゆくはどうしたいのか。

3. モノの相

会社で扱っているモノの強みは?他社との違いは?
特にないというところでも、会社の雰囲気がすごくいい、というところもある。
数字には上がってこない、商品に直接繋がらなくても、影響のあるものがある。

4. ヒトの相

ターゲットは誰なのか。
例えば、20代の女性です、だけだと幅広すぎる。
どんなライフスタイルの人に届けたいのか、というのを具体化する。
朝食は取るのか、美容院に行くの頻度は、どういうお店で服を買うか…などなど。
「こういう気持ちを大事にしている人」をターゲットにする。

質問をしていくことで、「この人なら自分からいろんなことを引き出してくれる、わかってくれる」と感じてもらえるようになります。

そして、この1~4の質問は、下記のようにスタートとゴールがあります。

「1.現在の立ち位置」から「2.あるべき立ち位置」へ
「3 モノの相」から「4 ヒトの相」へ

この、スタートからゴールにいくために、最後の項目があります。

5. 出会いの相

モノとヒトがどういうふうに出会えば、目標を達成できるかを一緒に考える。

頼まれていたのがA4チラシ1枚だったとしても、でも、この4つの質問を投げかけることで、A4チラシの先にあるゴールが見えてきます。
いきなりゴールを目指すのは無理でも、最初の一歩としてのA4チラシを作って、その先に一緒に歩いていけるように。

1~5の項目の他に余裕があれば6、そして7(これは必須)も聞いておきましょう。

6. 業界の環境・経済状況

お客さんから業界の状況を教えてもらう。
お客さんの方が詳しいので、徹底的に聞いて勉強をする。

7.具体的な提供物(&スケジュール)

何をいつまでに作るか。
スケジュールは大事。物理的に無理なこともある。

このクリエイティブシートが必ず必要というわけではなく、何をどういう順番で聞けば、お客さんから本当のニーズが聞きだせるか頭に入れておくのが大事です。

デザイナーの仕事はモノができて終わりではありません。
納品してからが、スタート地点。
クライアントとデザイナーのスタート地点を揃えて、ゴールを目指す。

感想

こちらのセッションもたいへん内容が濃くて全部はまとめきれません。最後の質問時間も、働いてる人なら思うであろういろんな悩みに答えるかたちでとてもためになりました。(メモしきれませんでしたが)
質問のお答えの中で、印象深かったのが「クライアント全ての会社を経営しているような気持ちで生活する」という言葉でした。

2つのセッションの感想まとめ

2つのセッションを聞いて、ものかのさんは文字組版という制作に近いもの、矢野さんはクライアントとのかかわりという全体のものという、レイヤーが違う話なのですが、おふたりとも根底にあるものは似ているな、と感じました。

工業製品としての文字組版とデザインのメニュー化、言葉としての文字組版とデザインのオートクチュール。

効率を求めることと、最適なものを提供するということ。

仕事はどちらも必要です。
どちらかにかたむきすぎてもやっていけません。

しかし、どちらも「手を抜く」と目指していたゴールにはたどり着けません。
相手のことをよく知って、よく調べ、よく考え、そして思いやることこそ、よいモノやサービスが提供できるのだと思いました。

※プチセッションの感想ははしょりました…時間が…。

欲しがってる人に欲しがってる物を届けるのだ!

こちらは1月に受けた講座(今日からはじめる経営学)のまとめです。(まとめるのがトロいです。)
商学その2。マーチャンダイジング。
現在は、CSV パートナーズ オープン講座 にて開講中。この内容は7月にやるはず…。

物を作っただけでは売れないよ

ただなんとなく物を作って、それを小手先で売れるようにする、ではなくて、作る段階から何が売れるか、どこでどんなふうに売るか手を打つ。

ギャップを埋める

売りたい人と買いたい人の間にどんなギャップがあって、どうしたら埋まるのか。

  • 空間的・時間的ギャップ:作った場所・時間と欲しい人の場所・時間
  • 知覚的ギャップ:商品が存在してることを知らせる。お店に並べる、広告を出す。
  • 所有権のギャップ:持ち主の交換。お店に並んでる物は買えるもの。
  • 価値のギャップ:欲しい物が何か。できあがった物が欲しいのであって材料が欲しいわけでない。
  • 品揃えのギャップ:いくつかの中から選択したい。いっぱい物が並んでる店で買いたい。

欲しがっている物は何か。それを知ってもらって、手元に届けるにはどうしたらいいか、を考える。

流通の発展

地球上のあらゆるところのいろんなものを手に入れられるようになってきた。

品切れ、というのがあんまりない。
お店の棚がガラガラ、なんてこともないし、賞味期限切れのものが並んでる、なんてこともない。
何がどこにどれだけどこに行くかってことがきっちり管理されるようになってる。

さらに、POSデータの蓄積解析によって、いつどこでどんな状況で何が売れるか、というのが予測しやすくなっている。

これってすごいことだなーっと思うと同時にこわいなーっとも思うのでした。

マーチャンダイジング

小売業が、どんな商品を扱って、どんな風に売るかを決めて管理する。

消費財の分類(サービスは入らない)

  • 最寄品:お安い。いつも買うもの。そんなに悩まず。衝動買いしても後悔しない。
  • 買回品:ちょっとお高め。衝動買いはしにくい。
  • 専門品:お高い。すごく悩んで買うもの。衝動買いはできない。

物によって、買うときの基準が違う。買うお店も違う。
人によっても基準は変わる。(石油王なら車は最寄品で家は買回品かもしれない)

ここで、なんでサービスは入らないのですか?サービスの価値は測れないのですか?という疑問がわきました。
サービスは受ける人によって価値が大きく変わる、サービスは受けるまで価値が測れない、ということらしいですが、
でもサービスに値段がついてるってことは価値が測られてその値段がついてるんだよなーっと思ったりしてなんだかいまだにもやもやとしております。
(だいぶ前のことなので記憶があいまいですが)

まとめ(3行じゃなくしました)

  • ギャップを埋めて物を人に届けるのだ!

疑問続く

物とサービスの違いにもやもやしています。

パッケージされて売っているが物で、その場で何かしら提供するとサービス…?
たとえばココイチのカレーを店舗で食べたらサービスで、持ち帰りにしたら物になる?の??
店頭販売してるたこ焼きはあれは物?サービス?
握手券付きのアイドルのCDは物?サービス?

そもそも物とサービスの違いってはっきりさせるべきなのかなーっとも思ったり。あいまいなままでいいのかな。

なんでこの色を使ってるのかな?

CSVパートナーズでは経営塾とデザイン塾ってのをやってまして、今回はデザイン塾の方のまとめです。
今日はテクニック編で「色の基礎知識」。

最初は、ワークショップ的な感じで、並べられた各色に対するイメージを言葉にする、というのをやりました。
(たとえば「赤」は「情熱」「熱い」「太陽」、「青」は「海」「静か」「冷たい」などなど)
このワークショップのお話は後ほどということで。

次に、色についての基礎知識(RGB、CMYK、明度、彩度、色相など)の解説をされました。
その辺基礎知識は一応持ってる(印刷会社出)ので、うんうん、そうそう、と聞いておりました。

最後に、最初のワークショップで書いた色のイメージの言葉を、色毎にみんなで上げていって、それについて先生が解説を加えていく、という流れでした。
人が色に持つイメージはだいたい同じ(多少個人差もあり。国・文化によっては大きく変わることも。)なので、そのイメージを想定してもらうために、色を選んで、意図を説明できるようにしましょう、というまとめです。
同じ色でも、ぜんぜん違うイメージを持たれることもあるから使い方には注意しましょうとも。(黒なら高級にもお葬式っぽくもなる)

まとめ

今回の講座は、色の基礎知識を得る、というよりも「なんでこの色にするのか、なんでこの色になっているのか」というのを考えるきっかけを与えるのが主目的かな、と思いました。
色の基礎知識はその考える上でのベース。(なのでこちらも大事ですね)。

おまけ:名城線が紫なのはなんでだろ?

色の中で、「紫」はあんまり目立たない色なので大々的に使うことはあまりないという話をされました。
そうだなーお葬式のチラシぐらいだなー(それかすごく高級な何かか)っと思ってたのですが、帰り道に地下鉄乗っていたら、名城線っのイメージカラーって「紫」だなーなんでかなーっとふと思いました。

調べてみたら、車体の色が最初は黄色でそれに対する補色の色、ということで紫になったそうな!わあおどろき!
だから最初の車体に対してはすごく目立つ色だったということだったのです。おおおー!

そして車体が黄色なのは、地下で目立つ色だからと杉本健吉画伯が決めてくれたそうな!これもおおおー!

名古屋市営地下鉄名城線 – Wikipedia

地下鉄の色、どんな意味. 中日新聞. (2007年1月29日) ※アーカイブ。開くの時間かかります

おまけ2:絵の具がCMYじゃないのは何でだろ?

色の3原色がCMYなら、なんで絵の具はそうなってないのですか?という質問があがりまして(経営学の先生から)、色を重ね合わせる印刷と、色を混ぜる絵の具は違う、みたいな結論になったような(あいまいです)。

こちらもつらつらと考えてまして。絵の具は「絵を描きやすい色」が色として独立してるから、「赤黄緑青(+黒白いろいろ)」になってるのかなーっと考えました。
絵の対象となるものの色を、なるべく混色の手間をかけずに表現できる色のセット。

あと、印刷がCMYKなのはコストの関係かなとも。
ものすごく理想をいうなら全部特色にしたいんだけど、そんなん版が何枚あっても足りないので、CMYKで色を再現できるように試行錯誤したってことでないかしら。

絵の具は特色インクを作りまくってるみたいなものなんだな。(絵の具の絵と印刷はそもそも表現手法が違いますが)

物の売り買いってすごいこと

3ヶ月ほど放置していたTorideの経営塾のまとめを再開です。

ちなみに4月から経営・経済学とデザインの新講座がはじまってますのでみんな受けてみるといいよ!楽しいですよ!
CSV パートナーズ オープン講座

交換するってのは生物としては特殊ですごいなことのよーってのを本で読んだのを思い出しました。(「繁栄」という本です)
物の売り買い、商業ってのはなんだろなと学びました。

物の売り買い

作る人と欲しい人の間に立って商品を売り買いすること。売り買いだけでなく、物を保管したり運んだりお金のやりとりなんかも入ってくることも。

普段、お店で物を選んで値段を見て、ふふーんとお買い物、してます。
お買い物、日常すぎて意識したことないですが、考えてみるとすごいことが行われているのです。
物が作られてから、手元に届くまで、まーいろんな人や企業や国を介してるのです。

材料を作る(資材メーカー)→材料から物を作る(セットメーカー)→物をまとめて買う(卸売り業者)→物を分けて買えるようにする(小売り業者)→物を買う(消費者)

この物の流れとお金の流れ全体と、流通といいいます。

手元にある一つの物、すごーくいろんな手順を踏んで、作って届いています。
これって、すごいことです。なんでうまいことまわっているのか不思議でたまりません。
全世界的に作ってないですーどっかいっちゃいましたーとかが起きずにちゃんと作って管理できてる不思議。

物を作るには、物の元となるものが届かないと作れない。作った物を欲しい人に届けられないと意味がない。
流通、すごく重要!

流通は広くて複雑

物の売り買いには、物だけでなくて、お値段おいくらいくついつまでに、という情報のやりとり、お金いつまでに何で払いますというお金のやりとりもあります。
物がお店に並ぶ前には、作った物をどこかで保管して、それを何かで運ぶということも必要です。
壊れたり届かなかった時用に保険をかけたり、単位をそろえて運びやすくカウントしやすくしたり。
流通はとても広い!

こんな複雑なことをしているのはすごいなと思いますね。あらためて。

物の売り方は変化している

にぎわっているお店の種類って、時代によって変わってきてます。
少し前だと、大型の家電屋さんがぼこぼこできて大賑わいでした。今はドンキやイオンなんかのお安いものがいっぱい売ってるお店が賑わってます。

個人商店→よろず屋さん→専門店→大型商店(デパート)→大型専門店(家電/ホームセンター)→ディスカウントストア→???(次は何だろ??)

主流となる小売店が、専門的なものを扱うお店といろんなものを扱うお店と行ったり来たりしています。
時代の流れとともに、消費者の要求が変化するのと、物のライフサイクル(最初は高い高級品→いっぱいつくって手の届く価格に→ありふれた安物に)のせいです。

人の社会って徐々に変わってるんだなーっと思うのでした。

3行まとめ

– 物を届けるの重要
– つまり流通はすごい
– 売り方は変化する

ふとおもったこと

工業製品を介さない生活って今の時代じゃ無理なんだなーっと思いました。(未開の地は除く)
手作り品と呼ばれる物であっても、材料や道具は何かしら工業とかかわりのあるところの物を使っているわけで。(鉄鉱石を掘り出して、までいってたらわかりませんが)

経営学まとめ(まとめきれてない)

どの山登るかは計画的に!

Torideの経営塾、全4回の経営学のまとめ講座でした。

4回分の講義をざーっと説明されまして、「ああ、そうそうそうこういうこと学んできました!」と思い返します。

気になったというか気に留めたことをつらつらと書き出します。

経営とは何か?

目標が達成できる正しいやりかたで行動できること。
何をするかを決めて、それが実現できるようなプロセスを考える。

講座受けるまでは、経営というと、社長さん!コンサル!偉い人!がなんか横文字専門用語いっぱい並べながら雲の上で難しいことしてるんだろなーという印象でした。

4回(+前回)分を受けて、経営って、目標決めて、目標が達成できるような計画立てて行動する、の繰り返しなんだな、てことです。
すごーく基本的なことなんだけど、それぞれをきちんとこなすのはなかなか難しい。PDCA!PDCA!
サボって実行できなかったり、そりゃ無理だろという計画立ててたり、そもそも目標自体が実現不可能なものだったり。

企業(ひとりでも企業なのですよ)経営となると、ただ自分のやりたいことだけでは目標は作れなくて(実現できなくてもいいよん、だったらいいんですけど)。
まわりの人、企業、市場、国、世界とさまざまなものごとについて、どういう影響を与えたいのか、また、どういう影響を受けるのか、というのを調べ考えないと
世の中の仕組みがわかんないと、働きかけ方がわかんないですね。なので経済のことを知ることも必要。

経営学は、何か実現したいことがある人はみんな学ぶとよいかと思います。
趣味でも仕事でも。

特に仕事は、平社員で指示に従って動いているうちはいいのですが、管理職になったら部・課・グループなどの単位のトップになるので、経営の知識って必要だなと思います。小さくてもトップはトップ。

お仕事できるひとは、「経営学」として学んでなくても、どっかでこういう考え方を見につけたんだろうなと思います。本や人や仕事通して。
私は身についてないので今やっと学びはじめたばかり。がんばりましょう。

3行まとめは今回はなしで印象に残った言葉を3つ

・経験したことから、結果(上手くいった/失敗した)が何でそうなったのか、を調べる。
・何かを作った/売る/勧めるときは、相手になぜこれを作った/売る/勧めるのかを説明できるように。
・大企業は専門家がいっぱいいるので強いけど、末端までトップの意志を伝えるのが大変。

豆知識

商「あきなう」は、昔の読みは「あく」だった。
農耕社会で生産に携わらずに、取引だけで儲けるのは、悪いことだと思われてた。
日本人のベースにはこれがあるので、働くというのは、汗水たらしてなんぼ、という認識がある。

論理的に考える

帰納法と演繹法のイメージ

Toride経営塾、思考法ワークショップです。
ワークショップだからまとめはいいかなと思うけど一応書いておきましょう。

今回は「演繹法と帰納法」です。
どちらも聞いたことあるなあ、という程度ですね。

帰納法

私たちが普段よく使ってるのは「帰納法」

データを元に判断する方法です。いくつかの事例からパターンを見つけ出して類推する。
全ての事例を網羅はできないので、結論はあくまでも「おそらく」になる。(標本数が多ければ確実性は増す)

雪が降る→交通網が乱れる→はやめに家を出た方がいい、みたいな考え方。
過去の知識経験から、そういうことになるだろうな、と予測する。

演繹法

あんまり使ってないのは「演繹法」

理論から結論を導く。よくわかんないですね。
理論とは、揺るがない条件。決められていること。法則。自然法則、社会経済の法則、法律など。小学生でもわかるレベル(算数理科社会レベル)から専門家しかわかんないレベルまでいろいろ。

数学の証明がこの流れですけど、普段の生活では使う機会がない!
化繊の布は可燃性が高い。ポリエステルは化繊である。ゆえにポリエステルの布は火がつきやすい。なんで考えてるんだろうか。すっとばしてるから気づかないのだろうか。人にはそんな風に説明したことがない。
高度な仕事している人はよく使うのかな。

三段論法

  • 前提1:AならばBである
  • 前提2:BならばCである
  • 結論:AならばCである

もっともらしいけど、前提が間違っていると正しい結論は導かれない。
AならばB、というのが、AとBが同一のものなのか、AがBに含まれるのか、AがBの構成要素のひとつなのか、といういろんな条件がある。(そもそもAとBは全然関係ない、ということもありうる)
結論の前に前提を調べる・考えるというのが必要ですね。説明を受ける・するどちらも。

こういう考え方があります、こういう風に考えます、というのはなんとなくわかったのですが、どうやってレベルをあげたらよいのか。

「理由と条件を付けて、説明をする」ということをするのがいいそうです。がんばろう。

思考法ワークショップを受けると、いかに自分が普段ぼーっとしながら生活してるかがよくわかりますね!

経営戦略ってかっこいい響き

むずかしい!ゆにばーす!
Torideの経営塾、またまた周回おくれなまとめです。

今回は…経営戦略!です!(経営戦略ってかっこいい響き!)

経営戦略というと、これもまた経営管理と同じくなんだかすごいビジネス!テクニック!てな気がしますが、そうではないのです。
(ちなみによくわかんないけどなんかすごそうな用語をバズワードというそうな。)

こうすれば成功する、なーんて単純に行くことはなく、自分(自社)と関わる内外のものをチェックしながら、どこへ向かうか、どこへ向かったらいいのか、というのを考えて行動する、という地道な日々の積み重でちょこーっとずつ進んでく、てことしかないんだなと思います。道のりは長い!

どこに向かうべきなのか、どっちに行ったらいいのか、という時に、こういう判断材料を吟味する方法があるよ、という4つの考え方を紹介されました。
(正確には意思決定(この言葉もかっこいい)の理論)

  • ゲーム理論
  • 階層分析法AHP
  • 決定木
  • SWOT分析

それぞれの中身は、ぐぐるか本を読みましょう。
さらーっと知ったぐらいでは使いこなせないな…という印象です。
こういう手法があるよ、ということはわかった!

これイヤーとかこれ楽しそうーとか適当に決めずに、客観的に決めるってのが重要のようです。
データから論理的な判断をする…むむむむずかしい!

戦略と作戦と戦術

  • 戦略:広い視点、先を見越した目標
  • 作戦:戦略で決めた目標を達成するための考え・方法
  • 戦術:作戦を達成するための具体的な手段

上に行くほど概念的で下に行くほど具体的。なので下の方が考えやすい。(概念的なことって考えづらい)
なのですが、戦略、作戦、戦術という流れで物事を進めていかないと、がんばってるけどちっとも進まない、ということになります。

やるべきことを決める、というのが一番はじめであり重要なことだと思います。
このやるべきことは、独りよがりでなく、ぱっと思いつきでもなく、周りと中身をよく見て、よくよく考えぬかないといけないですね。(そうでないと失敗しちゃう。)

経営戦略の階層

規模が大きくなったり、いろんな事業をしてると、全部この戦略でいくんだーっていう風にはいかなくなります。
全体の戦略があって、その下に各事業毎の戦略を立てる、というのが必要になります。
さらに、人事、財務、製造などなど仕事の種類毎にも戦略を立てないといけません。

小さいところはそれぞれの専門家が立てにくい、大きいところはまとめるのが難しいです。どちらにしても大変です。

2行まとめ(3個目が見つけられない…。)

  • 何かを判断するときは客観的に決めるようにしましょう。
  • 目標に向けてしっかり計画立てましょう。

この回は特に難しかったですねー。(いつもだけど)

PDCA!PDCA!

PDCAタワーにおののく

ああ!とうとう2週間を超えてしまいました。
先先々回のまとめです。

今回は、経営管理!
なんだかとってもすごい感じがしますね。経営管理。
でもすごいビジネス!テクニック!とかではなくて、やるべきことをきちんとやるという地道なことなのでした。

現代の経営管理で重要なもの7つ(もっといっぱいあるそうですが)

トップマネジメント

意思決定。社会情勢などを見ながら、何をするか、どういう方針で行くか決める。
ここがしっかりしてないと、それぞれの部署がどうしていいかわからなくなる。

生産管理

何(財やサービス)をどうやってどれぐらい作るのか。

財務管理

材料・機械・お金などの管理。
会計全般。

マーケティング

市場に対してのアプローチ。市場に新たな価値を見出す。
詳しくは後ほどの回にて。

人事・労務・労使関係

人事は人の配置、労務は働き方、労使は働く側と働かせる側の関係、まとめて人的資源管理(ヒューマンリソースマネジメント)とも。

組織管理

どういう働き方をする人の集団にするか。
全体・各部署がもっとも力を発揮できる組織の形を持つようにする。
ex. 官僚型・ネットワーク型・ハブ&スポット型などなど…。

情報管理

内部的には生産力・技術・規模など、外部的には市場・環境などのいろんな情報をうまく使う。
組織の全員が正しく同じように認識できるように→ナレッジマネジメント

こんなん、全部やっとれん!という気になりますね。なりました。
まかせられる人にまかす、という風にしないとできませんね。
でも、何をやらなきゃいけないか、何をしているか、というのは知っておく必要があります。
詳細まではいらないけど、概要は掴んでおかないと全体が見えません。

ひとり仕事してる人はどうしたら…チームか?チームを作るべきなのか…?という気になりました。

ぐるぐるまわすマネジメントサイクル

  • Plan:計画する
  • Do:実行する。
  • Check:チェックする。見直して改善する。原因を見つける。
  • Action:次の行動に向けて対処をする

よく聞くPDCAであります。
計画を立てて、実行して、やれたかチェックして、というのを繰り返して、ぐるぐるとよりよい方向へ上がっていくというものです。

計画と実行はできるんだけどその後はほったらかし、になりがちですが、きちんとCとAを入れていきたいですね。

PDCAに絡んで、3Sというのも紹介されました。

  • Simplification:単純化。 誰がやっても間違えないようにする。
  • Standardization:標準化。 これが標準ですよというルールを作る。
  • Specialization:専門化 。専門の仕事は専門の部署がやる。

3Sで検索すると、3S活動(整理・整頓・清潔)ばかりがひっかかるのですけど、これとは別。
3S主義で検索すると出てきます。

3行まとめ

  • まわりを見つつ、やることを決めましょう
  • 決めたことはきちんとやりましょう
  • きちんとできてるかチェックして次に生かしましょう
    (なんだか小学生の目標のようだ)

おまけ

Q:なんでマネジメントって言ったり管理って言ったりするの?
A:昔は日本語にない外国語に対して、造語を作っていたけど、今は造語を作らずそのままカタカナにしてるからだよ!
生産管理とか財務管理は昔からあるので日本語(造語)で、トップマネジメントとかマーケティングは比較的新しい言葉なので、そのままカタカナで。

考えることサボらない

かんがえるかんがえる

一週間たたないうちにまとめましょう。Torideの経営塾「思考法ワークショップ」についてです。
ワークショップなのでブログはいいかな、と思いましたが訓練なので書きます。カキカキ。

「考える」と「思う」について。
普段何気なく使っている、「考える」と「思う」の違いについて「考え」ました。

思う、はパターン化されてて、そこから選んでる感じです。
Aの場合はこれ、Bの場合はこれ。if文、switch文1節だけみたいな。
早いし、悩まない。
感情が入るのはこちら。

考えるは、フローチャートを作る的な感じでしょうか。
いろんなルートと手順が入り混じります。
時間がかかって、悩みまくる。

普段「思う」で選んじゃってることを、ひと呼吸おいて「考える」のフィルター通して選ぶようにしたいです。
考えることをめんどくさがっちゃいけませんね。

次に、なんとはなしに使ってる「言葉」について。
話したことが正しく伝わらない、ということがあります。自分の話した内容と相手が理解した内容の食い違い。
なんで違いが起きるかというと、自分と相手で言葉の意味が同じではないからです。

言葉を相手の持っているデーターベースに合わせて、もしくは「この言葉はこういう意味です」というのを示して、はじめて正しく物事が伝わります。

何か議論するときは、思ったことをぱぱぱと口に出すのでなく、正しく伝わる内容を頭で考えてから、話に加わりたいですね。
この「考えて話す」スピードをアップしたいものです。(後から、「あ!あのときああ言えばよかったのか!」というのを減らしたい。)

これらを踏まえまして、お題「スマホは○○なので、あったら便利」という文章を参加者それぞれで作りました。
理由をちゃんとつけて、相手に伝わる文章を考えて作ります。作った後は、発表して、ツッコミを受けます。
ツッコミを受けた時も、「○○だと思います」でなくて「○○だと考えます」と、考えて理由を示して答えます。
なかなかこういう論戦(というほどでもないですが)するというのをあまりしないので、頭をぐるぐる使いました。

私は「なるべく、まるく、おさめたい」という方向に行きたくなっちゃうので、こういう訓練も必要だと思いました。

こちらのワークショップ受けてから、文章を書いていて、「思います」というのを使うのをちょっとためらうようになりました。
「思います」「感じます」を文書の最後に入れると、「自分の主観が入ってますので、参考程度にしてね」という暗黙の逃げが入るなと思いました。(でも使ってしまう。)
自信がないと、なかなか断言した文末にはできませんね。

ノルマがなくてどうやって仕事するの

人として扱いましょう(人じゃないっぽいけど)

わたわたしている間にまた受講から一週間経ってしまいました。
Torideの経営塾(正しくは今日から始める経営塾)マネジメント!に入りました。わー経営っぽいですね。

マネジメントがなんで生まれたのかという歴史から。

前回、働くというのがどう変わってきたか、という流れを聞きましたが、そのおさらい的なお話。

17世紀ごろ

ヨーロッパ(英国だったかも?)にて、農業から工業に産業の重点が移行。
機械が導入されて、部品がいっぱいで複雑なものを組み立てる重工業化が進みます。
人が増えて、いろんな人がいろんな仕事をするようになります。
経営者ひとりで全部見て回る、なんてことが無理になってきます。
そのため、各仕事毎にまとめる人、管理者が必要になってきます。

18世紀ごろ

アメリカでは造船業が盛んになります。船、でかい、複雑、人いっぱい。
各仕事は親方的な人がまとめてましたが、親方も含めてみんなでサボる(サボタージュ)!なんてことがおきたりしてました。すごいやアメリカ人。経営者困っちゃうね。

19世紀ごろ

貿易が盛ん。そして戦争の時代です。

20世紀初頭ごろ

科学的管理の原理:テイラー

ここではじめてノルマ、という概念が出てきます。この時間でこのぐらい作れる、というのを調査して、それに従ってこんだけ働きなさい、という指標を示します。
そして飴とムチな、よく働いたらボーナスつけて、サボったら減給、という働く意欲を持たせる方法。
仕事をうまく回すために、仕事の種類別(製造・販売・財務・企画など)にまとめた組織を作る。
(前期の講座の資料見たら、ライン&スタッフ方式とメモってありました。通常業務部門(ライン)と企画部門(スタッフ)を分ける。)

ほかっとくとサボるので、管理が必要、ということから出てきたそうな。
アメリカ人はほかっとくとサボるのか!というのが一番の驚きでした。日本人真面目だ。

管理過程論:ファヨール

計画を立てて、計画実行できる組織を作って、運営していく、というプロセスが経営管理ですよ。

官僚組織論:マックス・ヴェーバー

よく見る組織図のピラミッド型・トーナメント型の組織が合理的に管理的できますよ。
それぞれの部門ごとに管理者とつけて、さらに上に管理者をつけて、さらにその上に…という組織。

必要に応じて対応してきたら、マネジメントが生まれた(という概念を見つけた?)、という流れのようです。

このような流れで、人は管理が必要、ということになったのですが、いろいろ課題が出てきます。
* できる人並の仕事を全員に求める→みんなでサボる
* 誰でもできる仕事が増える→入れ替え可能なので扱いがぞんざいに
* いろんな仕事が増える→扱いどうするの?

人間関係論:メイヨー・レスリスバーガー

人はどういう環境ならよく働くかというのを調べるホーソン実験というのが行われました。
がちがちに管理した環境より、仲間と仲良く気持ちよく働ける環境の方が作業効率が上がる、ということを見つけました。

バーナード理論

リーダーの資質がチームを変える!

人は怠けるから飴とムチで管理するんだ、という考えから、人はいい環境があれば効率が上がるから、よりよく働けるような組織作りをしよう、という考えに発展してきました。

Topicsとして、前回やったマズローさん、マクレガーさん、バーリ/ミーンズ、ウィスラー、ドラッガーを紹介されました。詳しくは調べてね。

現代

1950年ごろは、軍需で、お客さんは国。作ったら作っただけ売れていた時代でした。
しかし、現代は民需。お客さんが一般の人になって、ただ作っただけでは売れない時代になりました。

どういう物を作ったらいいのか、どう売ったらいいのか、どういう組織にしたらいいのか、なんて解決すべき課題が出てきました。
そこで、いろんな理論が出てきます。

マーケティング
買ってもらる、求めているものを提供する
コンティンジェンシーアプローチ
状況に応じて組織形態を変える
企業と社会の理論
社会のためになるものを提供する
経営戦略
マーケティングに合わせて、将来を見据えた計画を立てる

さて、ここまで聞いてきて、マネジメントって結局何だろう、となります。
経営のテクニック的なものではないというのはわかります。
もっと基礎のものです。とても広いものというのもわかります。

マネジメントの大本はたくさんの人と物を効率よく管理するために生まれました。
そこから、企業どんどん大きくなって、あれやこれやと問題が出てきて、それを解決すべく試行錯誤しながら実践検証し、そこから新しい理論が導きだされるようになりました。
問題があって、それをなんとかしようとしてる限り、マネジメントは変化と拡大をしていくんだろうなと思います。

でも基礎の基礎は、人と物の管理。ここができてないと、それ以上のことはできないのだと思います。

3行まとめ

  • ノルマは働く指標になるね
  • 人は人として扱ったほうが生産性が上がるよ
  • 作ったら売れる時代は終わっちゃったから次の手が必要だよ(→次に続く)